海外で有名なゴルフコースを3つご紹介
ミュアフィールドは、スコットランドにある世界的に有名なリンクスコースであり、ゴルフの聖地とされるセント・アンドリュースと並ぶ格式高いコースのひとつです。
1744年に設立された「ザ・ホンラブル・カンパニー・オブ・エディンバラ・ゴルファーズ」によって作られたこのコースは、世界最古のゴルフクラブが管理する歴史ある場所として、長年にわたって多くのゴルファーを魅了してきました。
ミュアフィールドは、オープン選手権(全英オープン)の開催地としても知られており、これまでに数々の伝説的な試合が繰り広げられました。そのコースレイアウトは、伝統的なリンクスコースの特徴を持ちつつも、独自の難しさを備えています。
フェアウェイは比較的フラットですが、巧妙に配置されたバンカーや、海から吹き付ける強風がプレーに大きな影響を与えます。特に、ラフに入るとリカバリーが難しくなるため、正確なショットが求められるコースです。
アメリカ・ノースカロライナ州にあるパインハーストリゾートは、「アメリカンゴルフの聖地」とも称される名門ゴルフリゾートです。特に、No.2コースはドナルド・ロスによって設計され、ゴルフの歴史において極めて重要な役割を果たしてきました。
パインハーストNo.2は、全米オープンやライダーカップなどのメジャー大会の開催地となっており、その独特なレイアウトがプレーヤーにとって大きな挑戦となります。
最大の特徴は「タートルバックグリーン」と呼ばれる形状のグリーンであり、傾斜が強く、ボールがグリーンの中央に留まらないと、簡単に外へ転がり落ちてしまいます。そのため、アプローチショットの正確性とパッティングの技術が試されるコースとなっています。
アメリカ最古のゴルフコースのひとつであるシカゴゴルフクラブは、イリノイ州に位置し、1882年に創設されました。このコースは、アメリカ国内で初めて18ホールを備えたゴルフ場として知られ、ゴルフの歴史において極めて重要な存在です。
シカゴゴルフクラブは、C.B.マクドナルドによって設計され、伝統的なリンクスコースの要素を取り入れながらも、アメリカの風土に適応したデザインが施されています。
コース全体に戦略的なバンカーが配置されており、フェアウェイの幅も比較的狭いため、正確なショットが求められるレイアウトとなっています。また、グリーン周りのアプローチショットも難易度が高く、ミスをするとスコアを崩してしまうリスクがあります。
このコースのもうひとつの特徴は、そのプライベート性の高さです。シカゴゴルフクラブは非常に限られた会員のみがプレーできるコースであり、一般のゴルファーがプレーする機会はほとんどありません。クラブの伝統と格式を重んじる運営方針のため、ゴルフファンにとっては憧れの場所ともなっています。